団体概要
施設長あいさつ

「皆さんは尊い仕事をしている」。

平成2年9月、全国精神薄弱者(児)施設職員研修大会(当時)が
北海道旭川市で行われました。

大会三日目の作家・三浦綾子氏の講演会の中での言葉です。

私は、25年前のこの言葉をいつも噛みしめています。
この言葉を聴いたときなぜか涙が溢れました。

 

講演内容は「中絶」と「命」と「キリストの教え」と
「洗礼」と「軍国少女」と「闘病」。

自らの体験と思索に基づいて放たれた言葉が心に響きました。

「小さな命、弱い命、弱者を労われる人間であって欲しい」
と言われているような気がしました。

 

以前の障がい者に対する社会は
「(障害者は)頑張って俺たちのところまで来い。
そしたら仲間にしてやる。それまでは仲間じゃない」
ということが基調だったように思います。


そのため、健常者に近づけることが指導の目標になっていました。

近年は「自分で出来ることは頑張ってもらう」
「出来ないところは支援・サポートし住み慣れた地域での生活を目指す」
ということに変わりました。
社会が変わるべきだ、ということが基調になっています。

 

措置の時代、養護学校義務化以前の
就学免除・猶予の時代を知っている者からすると
「世の中が変わった」と実感しています。
「精神薄弱者」の呼称が「知的障害者」に
「園生」が「利用者」に
先生と呼ばれていたのが「職員の何々さん」
「指導員」という職名が「支援員」にと変わりました。

 

客観的状況は変わりました。

しかし、主観的状況はそれとは別の状況にあります。

障がいのある人の生い立ちの中で

彼らはその大部分を自分が否定される言葉を浴びせられ生きてきました。
自分を肯定される言葉、自分を褒めてくれる言葉、
自分を承認してくれる言葉がどんなに欲しかったでしょう。

 

そういう中で縁あって はんどinはんど に集った彼らは底抜けに明るい。
毎日楽しそうに出勤し作業や活動中でも笑顔が絶えない。

事業所の仲間の間柄では差別も偏見もない。
自由に舞い踊る。


彼らは本当に伸び伸びと生きているように見えます。

私は、これが人間の本来の姿だと思うのです。

 

では、一般社会の中ではどうでしょうか?

彼らは本来の姿を見せているでしょうか。

ノーマライゼーションの理念が社会に十分に浸透しているでしょうか。
そうだとは言い難いのが現状ではないでしょうか。
明らかに社会には分け隔てが存在しています。

 

私たちは彼らが自立して生きていけるようにサービスを提供していくと同時に
地域社会を障がい者が住みやすい場所としてどのように変えていくか?
という視点を持つことが大事だと思っています。

 

地域での自立を推し進めていくには

地域が障がい者を差別するような「地域社会」であってならないのです。
福祉事業所での日々の活動や支援が、地域にどう影響し変えていくことに関われるのか?
ということを常に意識しながら仕事を遂行していかなければなりません。

 

そうでない限り、差別や偏見で障がい者を分けていく地域社会をそのままにして
障がい者を放り出すことになりかねません。
これでは地域社会に閉じ込めることとなんら変わりがないのです。

 

制度や設備の充実が図られていますが、現状は、障がい者が健常者と変わらずに
地域で自立して生活していくには不十分です。

 

これからの課題は、地域社会を障がい者がすみやすい場所として

どのように変えていくのか?が問われていると思います。

障がい者福祉の問題は設備や制度ではなく、私たちの「心の中味」に問題があります。

彼らに人間としての尊厳のある人生を送らせてあげたい。

それが障がいのある子を持つ親としての自分と
はんどinはんど の施設長としての願いです。

 

 

特定非営利活動法人障がい者支援センター
福祉事業所 はんどinはんど
施設長 山川 良雄


■ 商号

特定非営利活動法人南風原障がい者支援センター

■ 設立

平成20年7月7日
(前身の「共同作業所 はんどinはんど」は平成8年4月に開所)

■ 所在地

〒901-1116 沖縄県島尻郡南風原町照屋1番地
TEL/FAX : 098-888-3224

■ 事業内容

障害者総合支援法に基づく障害者福祉サービス事業

・就労継続支援B型事業

・生活介護事業

■ 役員

理事長   與儀 實樹

副理事長  安里 慶子

理事    砂川 守夫

理事    大城 徳次郎

理事    小谷 弘子

理事    知念 信子

理事    浦崎 直浩

監事    渡久地 正照

監事    知念 良幸

■社員数

7名